帝国データバンク福岡支店は、焼酎メーカー上位50社の2025年の合計売上高が前年比1・6%減の2191億円となり、2年連続で減少したと発表した。健康志向の高まりや若者を中心とした酒離れに加え、物価高による消費者の節約志向も影響したとみている。
上位50社の合計は08年のピーク(3090億円)から3割ほど減っている。厳しい市場環境が続く中、消費者の 嗜好しこう が多様化し、ウイスキーのハイボールや缶チューハイなど、低アルコール飲料との競争が激化していることも背景にあるとしている。
会社別のランキングでは、14年連続で霧島酒造(宮崎県都城市)がトップだった。ただ、芋焼酎の原料となるサツマイモの病気で一部の製品の生産に影響が出て販売量が減り、売上高も前年比1・1%減の525億円だった。
2位の三和酒類(大分県宇佐市)は主力の紙パック商品が微減だった。一方、3位の二階堂酒造(同県日出町)は、仕入れ単価の上昇を価格転嫁したことで増収だった。トップ10のうち9社を九州の企業が占め、15位までの順位は前年と変わらなかった。
同支店は「和食人気の高まりによる海外需要が期待され、新商品の開発も進んでいる。需要開拓やブランド力向上の成果が市場活性化につながる可能性がある」と指摘している。
調査は、売上高に占める焼酎・泡盛販売の割合が5割以上を占める全国の酒類製造業者が対象で、25年1~12月期の決算を基に集計した。


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