この記事をまとめると
■日用品などではプライベートブランドがコスパに優れると評判だ
■タイヤの世界にもプライベートブランドが存在する
■国産メーカー製なので安価ながら高品質だ
激安国産タイヤの正体
筆者は浪費癖があり、なかなか貯金ができないしょうもない社会人をやっていることもあり、削れる生活コストは削っていきたいと、常日頃から思っている。
そんな筆者の生活において救世主……というほど大袈裟でもないが、そこそこ役に立ってくれる存在が、プライベートブランドの商品たち。いわゆるその店(ブランド)のオリジナル商品だ。
ペットボトルのお茶で例えれば、大手メーカー製の500mlのものが150円だとしたら、プライベートブランドのものであれば100円といった感じ。とはいえ怪しい液体というわけでもなく、製造元を見ると大手メーカーと同じだったりする。なのでこれで十分というのが、筆者の考えだ。たかだか50円差だが、出社する日は毎回買うとした際、月で約20日、これだけで1000円違う。1年で考えたら1万2000円。飲み物を変えるだけで愛車のオイル交換1回分+αに匹敵するのだ。バカにできない。
さて、そんなプライベートブランド、じつはタイヤの世界でも普及しており、なかなか魅力的な価格を提示している。知っている人にとってはいまさらかもしれないが、ここでひとつ紹介したい。
まず、格安タイヤ! ……そう考えると真っ先に出てくるのがアジアンタイヤと呼ばれる、中国や台湾、インドネシアなどで作られているタイヤたち。いま日本で売っているアジアンタイヤは正直ただ走るだけなら何ら問題ないことがほとんど。製品の公差は国産メーカーと比較すると広めなことが多く、ロードノイズなども目立つかもしれないが、とりあえず使うというのであれば大きな問題はない。サーキットを走る人たちも、「このグリップでこの値段なら及第点」ということで、ハイグリップのアジアンタイヤを好んで使う人も少なくない。
とはいえ、「タイヤがクルマのパーツでブレーキと並んでもっとも大事!」と考える人も少なくない。「絶対買わない」といい切っている人もたまに見かける。
実際、大手カー用品店、たとえるならオートバックスやイエローハットに行くと、国産メーカーのタイヤがズラッと並んでいる。ここでいうアジアンタイヤと呼ばれる格安タイヤは、まったくないわけではないが、ほとんど見かけない。
プライベートブランドが超狙い目!
しかし、よく見るとあるではないか。明らかに安いタイヤたちが! 同じサイズで比較すると、その価格差なんと約半分。ただ、よく見ると見慣れない銘柄ばかり。オートバックスでは「Maxrun Efficla」や「North Trek(スタッドレスタイヤ)」、イエローハットでは「ECO FINE」や「PRACTIVA」といった名前であった。
さらにプライスタグには、「国産低燃費タイヤ!」などと書かれていた。「国産? いや、どこのメーカー!?」と、この謳い文句だけ見たらなるわけだが、タイヤをよ〜く見ると、その正体が判明した。
サイドウォールには。「SUMITOMO RUBBER」や、「YOKOHAMA RUBBER」と小さく刻まれているのだ。そう、これらは紛れもない国産タイヤメーカー、「住友ゴム(ダンロップやファルケン)」、「横浜タイヤ」が製造しているタイヤたちだ。ほかにも、TOYOタイヤ製の銘柄などもあるそう。
これらの謎タイヤたちこそが、先述のプライベートブランドのタイヤたちであり、正真正銘の国産タイヤということになる。それでいて、サイズやキャンペーン次第では、同店で売られている国産タイヤの半額であったりするほどの爆安っぷりなのだ。ペットボトルの50円差どころの話ではない。
にしても、このトリックはいったいどこにあるのか。
代表的な例を挙げると、プライベートブランドは「宣伝費」や「生産コスト削減」、「流通費」の削減が挙げられる。こうすることで中間マージンをカットできるので、お店に安く下ろせる。これは多くのプライベートブランドの商品がやっていることと同じだ。
そして、タイヤ屋の友人から聞いたこれが、お茶などにはできないタイヤならではの必殺技。それが、「型落ちタイヤをプライドベートブランド向けに再生産している」という点。つまり、生産元で展開していた1〜2世代前のタイヤを流用しているのだ。たしかに、某銘柄に似たトレッドパターンにも見えるタイヤがちらほら……。
型落ちのタイヤだとしても、大手メーカーが莫大なコストをかけて開発したタイヤであるし、銘柄によっては、新車装着タイヤであったこともあるだろう。街乗りレベルであれば、まず不満は出ないはずだ。日本の雪は世界と比較しても特殊という背景もあるので、そんな環境で開発された国産メーカー製スタッドレスタイヤであれば、プライベートブランドのスタッドレスタイヤが誇るコストパフォーマンスは絶大なはず。
年々新車のタイヤサイズは大きくなっており、交換時のコストに悩む人も少なくない。サイズがあればの話だが、格安の国産タイヤという夢のようなアイテムとして、次回のタイヤ交換はプライベートブランドを検討してもいいかもしれない。









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