「尿酸値を下げる」効果が期待できる”5つのお茶”は何かご存じですか?医師が解説! | きばいやんせ!鹿児島

「尿酸値を下げる」効果が期待できる”5つのお茶”は何かご存じですか?医師が解説!

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尿酸値を下げるお茶の中で最も取り入れやすいのは麦茶です。ルイボスティーや黒豆茶もカフェインなしで効果が期待できます。

※この記事はメディカルドックにて『「尿酸値を下げる」効果が期待できる”1位のお茶”は何かご存じですか?医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

尿酸値とは?

尿酸値とは、血液中にどの程度の尿酸が含まれているかをあらわしたものです。まずは尿酸値について基本的な内容を押さえておきましょう。

血液中の尿酸値が上がる仕組みと健康への影響

血中の尿酸値は、以下2つの仕組みによって上昇します。

  • 体内で尿酸が過剰に作られてしまう
  • 尿酸がうまく排出されず、溜まってしまう
  • 尿酸は、食事で尿酸の原料となるプリン体を摂取、体内での合成、細胞の破壊など複数の経路で血液中に流れ込みます。通常は尿や便とともに体外へ排出されますが、生成量が増えすぎたり排出が滞ったりすると血液中に溜まってしまうのです。尿酸値が高い状態が続くと尿酸が結晶となって関節に溜まり、激しい痛み(痛風発作)が起こります。また、尿酸値が高いと血管や腎臓などにも負担が掛かる点も問題です。

    尿酸値が上がる主な原因とは?食事のプリン体以外の要因も

    尿酸値は、様々な原因によって上昇します。主な原因を、尿酸値が上がる仕組みごとにまとめました。

    【尿酸の産生を増やす原因】

  • 食事に含まれるプリン体の過剰摂取
  • メタボリックシンドローム
  • 激しい運動・無酸素性運動
  • アルコール
  • 【尿酸の排泄を妨げる原因】

  • 腎臓の機能低下
  • メタボリックシンドローム
  • 脱水
  • 尿酸値が高いだけでは自覚症状があらわれないケースが多いため、気付かないうちに尿酸値が高い状態が続いている方は珍しくありません。

    血液検査の尿酸値の基準値と再検査が必要な数値

    血液検査における尿酸値の基準値は、性別を問わず7.0mg/dLです。尿酸値が基準値を上回ると高尿酸血症と診断され、医療機関での定期的な経過観察や生活指導、必要と判断されれば薬物療法がおこなわれます。健康診断においても、尿酸値が7.0mg/dLを超えている場合、再検査の指示が出るケースが一般的です。放置すると関節に尿酸の結晶が溜まり、痛風発作による激しい痛みがあらわれたり、血圧や血糖値に影響が出たりする可能性が高まります。再検査の指示を受けたら、できるだけ早く内科を受診しましょう。

    尿酸値を下げる効果が期待できるお茶ランキング

    尿酸値を下げるには、脱水を防ぐための水分摂取が欠かせません。ここでは、尿酸値を下げる助けになるお茶をいくつか紹介します。なお、今回のランキングには含めていませんが、「尿酸値が高めの方に」とされている、機能性表示食品のお茶を利用するのもひとつの方法です。ただし、このランキングは「下げる効果の強さ」ではなく「取り入れやすさ」も考慮して作成しています。また、薬ではないため飲むだけで治療が必要な尿酸値を正常値に戻すことは難しい点は、あらかじめご承知おきください。

    尿酸値を下げる効果が期待できるお茶1位 麦茶

    尿酸値を下げたいときに取り入れやすくおすすめなのは、麦茶です。カフェインを含まないため、睡眠を妨げたり利尿作用によって脱水を起こしたりする可能性が低く、非常に取り入れやすい飲み物です。また、ティーバッグやペットボトルなど、手軽に手に入る点も魅力です。

    尿酸値を下げる効果が期待できるお茶2位 ルイボスティー

    ポリフェノールを豊富に含むルイボスティーも、尿酸値のコントロールを助ける効果が期待できます。カフェインを含まないため、麦茶同様に時間を選ばず摂取できます。とくに非発酵のタイプは、尿酸値を下げる効果が期待できる「アスパラチン」という物質が多く含まれることもあります。ルイボスティーにはほのかな甘味を含む独特な風味があるため、麦茶が苦手な方も飲みやすいかもしれません。

    尿酸値を下げる効果が期待できるお茶3位 黒豆茶

    香ばしい風味が特徴の黒豆茶はカフェインを含まず、アントシアニンというポリフェノールの一種や、女性ホルモンに似た作用をもつ大豆イソフラボンが含まれています。日常的な摂取量であれば問題ないものの、サプリメントなどとともに過剰な摂取を続けると体調に影響する可能性は考えられます。ほかの種類の水分と組み合わせて、上手に取り入れるとよいでしょう。なお大豆アレルギーの方は摂取できない点も注意してください。

    尿酸値を下げる効果が期待できるお茶4位 ハーブティー

    ハーブティーを、尿酸値を下げる水分補給の助けにする方法もあります。好きな香りでリラックスできれば、尿酸値を上げるストレスの緩和にも役立ちます。なお、海外では尿酸値を下げるのにハーブティーを使うこともあるようです。

    尿酸値を下げる効果が期待できるお茶5位 コーン茶

    トウモロコシの実を焙煎して作られるコーン茶は、香ばしくて甘みのある味が特徴です。カフェインを含まず、甘味があるため近年人気が高まっているお茶のひとつです。なお、カフェインは含まないものの、利尿作用はあるとされています。そのため、コーン茶だけを大量に飲むのでなく、水や麦茶などの摂取も組み合わせるとよいでしょう。

    お茶以外で尿酸値を下げる効果が期待できる飲み物は?

    お茶以外にも、尿酸値のコントロールに役立つ可能性がある飲み物はあります。たとえば牛乳・低脂肪乳には、血液中の尿酸を尿へ排泄させて尿酸値を下げる効果が期待できます。プリン体も少ないため、毎日の水分摂取のひとつとして取り入れるのもおすすめです。また、水分補給の基本である水も、尿酸値のコントロールに欠かせません。脱水になると血液中の尿酸が相対的に濃縮され、尿酸値が上がりやすくなるためです。お茶や牛乳が苦手な方も、水を飲むことを心がけましょう。なお、コーヒーは痛風発作のリスクを減らすと言われるものの、尿酸値を下げる効果があるかは明らかになっていません。カフェインが含まれることも考えると、あくまで嗜好品と考え、尿酸値を下げるために多量に飲むのは避ける方がよいでしょう。

    「尿酸値を下げるお茶」についてよくある質問

    ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「尿酸値を下げるお茶」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

    健康診断で尿酸値が8でした。お茶はノンカフェインを選んだほうがよいでしょうか?

    伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

    嗜好品として適度に楽しむならカフェインが入っていても大きな問題にはなりませんが、「水分摂取」を目的とするなら、ノンカフェインのお茶を選ぶのが望ましいでしょう。具体的には麦茶やルイボスティーなどが挙げられます。カフェインには利尿作用があるため、状況によっては一時的な脱水をまねく可能性は否定できないためです。また、睡眠への影響を抑えて規則正しい生活を送るためにも、夕方以降はノンカフェインのお茶や水を選ぶのがおすすめです。

    尿酸値が高めの人が腎臓に負担をかけずに飲めるお茶はありますか?

    伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

    腎臓への負担が気になる場合、カリウムの少ないお茶を選ぶとよいでしょう。具体的には麦茶やほうじ茶、玄米茶などが挙げられます。ただし、腎機能の低下が軽度であればカリウムの制限が必要ないケースが多いため、ご自身の状況を医師へ確認してみてください。もしお茶の種類に迷うなら、水にするのが無難と言えます。

    尿酸値を下げるためには1日どのくらいの量のお茶を飲むと良いですか?

    伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

    尿酸値を下げるには、十分な水分摂取が大切です。とくに尿酸排泄型の薬を服用している方や尿路結石になりやすい方は、1日に2L以上の尿量を確保できる水分を摂ることが勧められます。ただし、食事にも水分は含まれています。そのため「お茶を2L飲まなければならない」ということではありません。普段、あまり水分を摂らない方は、のどが渇く前に意識して水分を摂るように心がけましょう。入浴前後や起床時などはコップ1杯の水分を追加で摂るのもおすすめです。なお、甘いジュースやアルコールをよく飲む方は、それらを水やお茶に置き換えるのも効果的です。

    カフェインが多いお茶の飲み過ぎは尿酸値を含めて体にどんな悪影響があるのでしょうか?

    伊藤 陽子医師伊藤 陽子(医師)

    カフェインが多いお茶を飲みすぎると、利尿作用によって体内の水分が失われやすくなります。水分が不足すると血液中の尿酸濃度が相対的に上昇し、痛風発作のリスクが高まるおそれがあります。また、カフェインの過剰摂取状態におちいると、めまいや動悸、不眠、吐き気などが起こる可能性もあります。ノンカフェインのお茶や水も取り入れ、カフェインが多いお茶は飲みすぎないよう注意しましょう。

    まとめ 尿酸値を下げるお茶は上手に利用しよう!

    尿酸値を下げるには、水分摂取を心がけて脱水を防ぐことが大切です。麦茶やルイボスティー、黒豆茶などのノンカフェインのお茶や水を意識して摂り、十分な水分摂取を心がけましょう。とくに尿酸排泄型の薬を飲んでいる方や尿路結石になりやすい方は、1日の尿量が2L以上になるように意識する必要があります。ただし、高い尿酸値をお茶をはじめとする水分摂取のみで下げるのは困難です。高尿酸血症と診断されている方は必ず受診し、必要と判断された場合は適切な治療を受けてください。

    「尿酸値」の異常で考えられる病気

    「尿酸値」から医師が考えられる病気は5個ほどあります。
    各病気の詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

    循環器系の病気

    循環器系
  • 高尿酸血症
  • 動脈硬化
  • 整形外科系の病気

    整形外科系
  • 痛風
  • 内分泌系の病気

    内分泌系
  • 腎障害
  • 泌尿器科の病気

    泌尿器科系
  • 尿路結石
  • 尿酸値の異常を放置すると、痛風発作や循環器系の合併症にもつながります。異常を指摘された場合、放置せずに受診しましょう。

    「尿酸値」の異常で考えられる症状

    「尿酸値」に関連する症状は5個ほどあります。
    各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

    関連する症状
  • 関節痛
  • 足の親指の付け根の痛み
  • 発熱
  • 皮膚にできるしこり
  • 関節の腫れ
  • 尿酸値の異常によって痛風発作が出ると、上記のような症状があらわれます。当てはまる症状がある場合は速やかに受診しましょう。

    参考文献

  • 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版|日本痛風・核酸代謝学会
  • アルコールと高尿酸血症・痛風|厚生労働省
  • 高尿酸血症|厚生労働省
  • 血清尿酸値の低下作用が示唆される食材および食材に含まれる物質の作用機序|日本痛風・尿酸核酸学会
  • この記事の監修医師

    伊藤 陽子

    伊藤 陽子 医師

    監修記事一覧 監修医師の詳細

    浜松医科大学医学部卒業。腎臓・高血圧内科を専門とし、病院勤務を経て2019年中央林間さくら内科開業。相談しやすいクリニックを目指し、生活習慣病、腎臓病を中心に診療を行っている。医学博士、産業医、日本内科学会総合内科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本透析医学会透析専門医、日本東洋医学会漢方専門医、日本医師会認定産業医、公認心理師。

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