春の陽気が心地よい季節となり、ガーデニングを始めるには絶好のタイミングですね。家の顔である玄関周りに、もう少し彩りや心地よい香りをプラスしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そんなときには、大きくなりすぎず、良い香りの花を咲かせるコンパクトな常緑低木がおすすめです。手入れの手間が比較的かからない種類を選べば、ガーデニングが初めての方や忙しい毎日を送る方でも気軽に楽しむことができます。
この記事では、玄関先の限られたスペースでも育てやすいサイズ感で、これからの季節に素晴らしい香りを届けてくれる、おすすめの常緑低木を参考価格とあわせてご紹介します。
1. 玄関周りを彩る!香りの良いコンパクトな常緑低木をご紹介
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- コクチナシ:甘く濃厚な香りを放つ純白の花が初夏に咲く
- ラベンダー:癒やし効果のある香りと可憐な紫色の花が初夏に見頃
- ニオイバンマツリ:紫から白へと花色が変わり、甘い香りも楽しめる
- 心地よい香りで癒やしを与えてくれるだけでなく、コンパクトで扱いやすい、おすすめの常緑低木を3種類選びました。それぞれの植物が持つ魅力について、詳しく見ていきましょう。記事の後半では「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」についても、わかりやすく解説します。
2. 狭い玄関でも楽しめる!いい香りの花が咲く常緑低木おすすめ3選
2.1 清楚な白い花と濃厚な香り「コクチナシ」
半日陰を好む、清楚な白い花「コクチナシ」2/8
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初夏の訪れとともに、純白で厚みのある花を咲かせ、甘く豊かな香りを広げるのがコクチナシです。一般的なクチナシを小型化した品種であり、樹高が30cmから40cm程度とコンパクトなため、玄関先の小さな植え込みや鉢植えでの栽培に適しています。
年間を通じて光沢のある緑の葉が楽しめる点も魅力の一つです。風通しの良い半日陰で育てると、葉焼けしにくく元気に育ちます。霜が頻繁に降りる地域では鉢植えにし、冬期は軒下や日当たりの良い室内で管理するのが良いでしょう。
アブラムシやオオスカシバといった害虫がつきやすい性質があるため、市販の殺虫剤を上手に活用して対策することをおすすめします。
※参考価格:800円~1500円前後(4号ポット苗)2.2 癒やしの香りが魅力「ラベンダー」
乾燥に強く、癒し系の香りが魅力の「ラベンダー」3/8
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心地よい香りで多くの人に愛されているラベンダーは、初夏に紫や白の愛らしい花を咲かせるコンパクトな低木です。観賞用としてだけでなく、摘み取った花をドライフラワーやリースに加工するなど、さまざまな活用法があるのも魅力です。
ラベンダーは、日当たりと風通しの良い、乾燥気味の場所を好みます。高温多湿には弱いため、水のやりすぎには注意が必要です。暖かい地域で栽培する際は、夏期に日陰を作ることで夏越ししやすくなります。
品種ごとに耐寒性が違うので、お住まいの地域の気候に合ったものを選ぶことが大切です。生育環境が適していると株が横に大きく広がることがあるため、限られたスペースで育てたい場合は、定期的に切り戻しを行いましょう。
※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)2.3 花色の変化と甘い香りが特徴「ニオイバンマツリ」
花色の変化を楽しめる「ニオイバンマツリ」4/8
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春から初夏にかけて、ジャスミンのような甘い芳香を漂わせるニオイバンマツリ。咲き始めは鮮やかな紫色ですが、時間が経つにつれて白色へと変化するため、一本の木で紫と白の美しいグラデーションが楽しめます。華やかでおしゃれな雰囲気を演出してくれる庭木です。
日当たりと風通しがよい場所で管理すると、花つきが良くなります。剪定(切り戻し)は、花がすべて咲き終わった直後が適期です。
寒さにはあまり強くないため、関東南部より西の暖かい地域での栽培が適しています。それ以外の寒い地域では鉢植えで育て、冬に霜が降りる前に室内へ移動させてあげましょう。
※参考価格:1200円~2000円前後(4号ポット苗木)3. 香りの良い常緑低木で玄関先を特別な空間に演出しよう
今回は、玄関先の限られたスペースにも植えることができる「香りの良い花が咲く常緑低木」を3つ紹介しました。
一年中つややかな葉が美しいコクチナシ、癒やされる香りと多様な楽しみ方ができるラベンダー、そして花色の移り変わりが魅力的なニオイバンマツリ。いずれも鉢植えでの栽培が可能で、大きくなりすぎないため、管理の手間が比較的かからないのも嬉しい特徴です。
これから暖かくなる季節は、ガーデニングを始めるのに最適な時期です。お気に入りの香りや色の植物を生活に取り入れて、玄関周りをよりおしゃれで素敵な空間にしてみてはいかがでしょうか。
※この記事は再編集記事です。
4. 参考記事
- LIMO「【玄関先に植える木】春や初夏からいい香りの花が咲く「コンパクトな常緑低木」おすすめ3選」
-
5. 【ガーデニングの基本】日当たり条件「日なた・半日陰・日陰」の違いを解説
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い5/8
出所:LIMO編集部作成
最後に、ガーデニングでよく使われる「日なた」「日陰」「半日陰」「明るい日陰」という言葉の違いについて確認しておきましょう。
- 日なた:一日を通して直射日光が当たる、もしくは日陰になる時間が2~3時間程度の場所。
- 半日陰:一日のうち3~6時間ほど日が当たる場所。木漏れ日が差すような環境も含まれます。
- 明るい日陰:直射日光はほぼ当たらないものの、壁や窓からの反射光で一定の明るさが保たれる場所。または、1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:一日を通してほとんど日光が当たらない場所。
- 一般的に「日陰でも育つ」とされる植物の多くは、実際には「半日陰」や「明るい日陰」の環境を好む傾向があります。完全に日が当たらない「日陰」でも育つ植物はありますが、花つきが悪くなったり、葉の色が薄くなったりすることがあります。植物を育てる際は、できるだけ明るい場所や、短時間でも日光が当たる場所を選ぶと、元気に育てやすくなるでしょう。
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鈴森 真樹
樹木医/1級造園施工管理技士/ライター
樹木医、1級造園施工管理技士、一般毒物劇物取扱者の資格を持つ、植物と造園の専門家。
日本大学生物資源科学部を卒業後、同大学院にて外来植物について研究し、修士号を取得。大学在学中に参加していた、自然環境保全活動を行うNPO法人のインターンシップでは、都市公園での外来動植物管理や環境教育などの活動を3年間経験し「人と自然との関わり」について実践を通して学んだ。
大学院卒業後はテーマパークの植栽管理業務に7年間従事。多種多様な植物のメンテナンスや空間演出のほか、樹木の診断や安全管理に携わった。現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO」でガーデニングやアウトドアに関する記事の執筆や編集・監修を担当。育てやすい植物の紹介や栽培のコツなど、自身の経験と知識をもとにした、わかりやすい記事の執筆が強み。
秋田県在住で、趣味はガーデニングとアウトドア。学生時代のキャンプ場でのアルバイト経験や15年以上の登山歴を持つ。現在は育児中のため、子連れハイキングやファミリーキャンプを楽しみながら、東北の自然を満喫している。











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