台湾を代表する超高層ビル「台北101」と台北市のスカイライン(2024年10月) Jimmy Beunardeau / Hans Lucas via Reuters Connect
<先端半導体需要を追い風とした台湾は23年ぶりに韓国を抜く見込みだ>
IMFによると、台湾は今年、1人当たりGDPで韓国をわずかに上回る見通しだ。先端半導体に対する国際的な需要が追い風になった。
本誌はIMFの予測に基づき、東アジアおよび東南アジアの経済ランキングの最新順位をまとめた。
1人当たりGDPは、国ごとの平均的な富の水準を比較する指標として、経済学者に広く用いられている。一般に、この数値が高いほど、財やサービスへのアクセスが良好で、生活の質も高いことを示す。
ただし、深刻な所得格差を覆い隠す可能性があり、インフレや地域ごとの生活費水準を自動的に調整するものでもない。
1位 シンガポール
都市国家であり金融ハブでもあるシンガポールは、1人当たりGDPで突出した首位に立ち、9万4480ドルを記録した。この水準を上回るのは、世界でもリヒテンシュタイン、ルクセンブルク、スイス、アイスランドの4カ国のみだ。
2位 マカオ
3位 香港特別行政区
中国の二つの特別行政区であるマカオ(カジノの拠点)と金融センターの香港は、それぞれ7万4920ドル、5万6840ドルで2位と3位に入った。
◾️1人当たり国民所得トップ10(2025年予測)
4位 台湾
IMFは、「シリコン・アイランド」と呼ばれる台湾の1人当たりGDPが、持続的な経済成長に支えられ、2025年に3万7827ドルに達すると推計している。
台湾の国家発展委員会トップである葉俊顯はこの上昇について、世界最大の半導体受託製造企業TSMC(台湾積体電路製造)の圧倒的な成功と、人工知能など半導体を大量に必要とする産業からの需要拡大によるものだと説明している。
5位 韓国
6位 日本
韓国の1人当たりGDPは3万5960ドルで、23年ぶりに台湾に抜かれそうだ。オンラインの調査・分析ニュースメディア「アジア・センチネル」によると、アジア第2位の経済大国日本は3万4720ドルで、昨年に続き2年連続で台湾を下回ると見られる。
7位 ブルネイ
石油・天然ガス収入と、46万6000人という人口の少なさで高順位に入った。
8位 マレーシア(1万3900ドル)
9位 中国(1万3810ドル)
10位 タイ(7940ドル)
11位 モンゴル(7010ドル)
12位 インドネシア(5070ドル)
13位 ベトナム(4740ドル)
14位 フィリピン(4320ドル)
15位 カンボジア(2810ドル)
16位 ラオス(2170ドル)
17位 東ティモール(1510ドル)
18位 ミャンマー(1100ドル)
19位 北朝鮮(データなし)


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