イーロン・マスクが再び衝撃予測、米国の「債務危機」はビットコインの高騰を生むか | きばいやんせ!鹿児島

イーロン・マスクが再び衝撃予測、米国の「債務危機」はビットコインの高騰を生むか

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米国の債務残高が38兆ドル(約5936.5兆円。1ドル=155円換算)を超える中、イーロン・マスクが「マネーは価値を失い、エネルギーだけが真の通貨になる」と警告し、ビットコイン高騰の可能性を改めて示唆している。

2008年の金融危機やコロナ禍の景気刺激策を経て、法定通貨の価値希薄化に備える「ディベースメント取引」が広がり、金・銀・ビットコインはここ数年で大きく値を上げてきた。しかし足元では金と銀だけが上昇する一方でビットコインは下落しており、暗号資産が本当に安全資産になり得るのか、市場では見方が割れている。

米国の債務危機を警告するマスク、エネルギーだけが「真の通貨」になると発言

テスラとスペースXを通じて20億ドル(約3100億円)近くのビットコインを保有する億万長者のイーロン・マスクは、ビットコイン価格を爆発的に高騰させる可能性のある米国の「債務危機」について再び警告した。

10月上旬に過去最高の12万6000ドル(約2000万円)に達して以来急落するビットコイン価格だが、過去2年間では200%近く上昇している。これは、金の場合と同じく、トレーダーたちがいわゆる「ディベースメント取引」に賭けているためだ。

そんな中、マスクは将来的に「お金という概念が消滅する」と予測し、エネルギーだけが唯一の「真の通貨」であると発言した。

マスクはニキル・カマスとのインタビューで、「だから私はビットコインはエネルギーに基づいていると言ったのだ」と述べた。「エネルギーを法的に規制することはできない」。

AIをめぐる「世界的な軍拡競争」が金・銀・ビットコインを高騰させている

10月、マスクはXへの投稿で、「ビットコインはエネルギーに基づいている。偽の法定通貨は発行できるし、歴史上のすべての政府がそうしてきた。しかし、エネルギーを偽造することは不可能だ」と投稿し、AIをめぐる「世界的な軍拡競争」こそが、近年、金・銀・ビットコインの価格すべてが高騰している理由であるという意見に同意している。

ビットコインは、新しく発行されたビットコインを受け取る代わりに、強力なコンピューターを使って取引を検証する、いわゆるマイナーたちのネットワークによって守られている。そのエネルギー需要は、より多くのマイナーがネットワークに参加するにつれて価格と共に上昇し、年間で一部の小国と同じくらいの電力を消費している。

ここ数カ月、ドルなどの伝統的な通貨に逆張りし、金・銀・ビットコインのような「ハード」な資産に賭ける「ディベースメント取引」が活発化し、トレーダーは金、銀、ビットコイン価格を記録的な高値に押し上げている。

コロナ禍の財政出動がインフレを招く中、AIの進歩がデフレ経済を引き起こすと語る

いわゆる法定通貨に対する不安は、ビットコインの論文が登場した2008年の金融危機における政府の救済措置、そして、コロナ禍における数兆ドル(数百兆円)規模の財政出動を経て、この数年で増大している。

政府の景気刺激策を引き起こし、サプライチェーンを混乱させたコロナ禍におけるロックダウンは、世界的に大規模なインフレを引き起こした。一部の人々は、これにより米国は既存の債務利息の支払いのためにより多くのドルを発行せざるを得なくなり、米ドルは「死のスパイラル」にあるのではないかと懸念している。

マスクはカマスに対し、「米国は、2兆ドル(約310兆円)規模の赤字を抱え、資金供給量をかなり大幅に増やしている」と語り、今後3年以内に、AIの進歩により財とサービスの生産がデフレ経済を引き起こすのに十分なほど増加すると述べた。

「私の推測では、3年以内、あるいはそれよりも早く、財とサービスの生産量がインフレ率を上回るだろう」とマスクは述べた。「その3年が経過した後には、デフレになり、金利がゼロになり、債務は今よりも小さな問題になるかもしれない」。

米ドルには「望みがない」と語るマスク

マスクは、先の大統領選挙で38兆ドル(約5936.5兆円)を超えた債務残高の急増に対する警告を発し、トランプのホワイトハウス復帰を助けてきた。しかしその後、政府支出の抑制をめぐる意見の相違により、マスクとトランプは仲違いをすることになる。マスク自身が手掛けた政府効率化省(DOGE)は、当初約束していた数兆ドル(数百兆円)規模の節約を達成するには至っていない。

ビットコインと暗号資産に対するマスクの支持は、コロナ禍のピーク時からは衰えているものの、彼はビットコインだけでなく、お気に入りの暗号資産であるドージコインへの支援を継続している。

ホワイトハウスを去った後、マスクは、自身が結成したアメリカ党は米ドルよりもビットコインを支持するだろうと述べ、ドルやその他の資産に裏付けられていない通貨には「望みがない」と述べた。

安全資産という期待と市場の現実、意見が分かれるアナリスト

直近では、金と銀が上昇する一方でビットコイン価格は急落しており、アナリストたちの間では、ビットコインが金や銀の好調さに追いつくかどうかについて意見が分かれている。

AJベルの投資ディレクターであるラス・ムールドは、Eメールでのコメントで、「ビットコインが苦戦している時に、銀と金が急騰している理由はまた別の問題だ」と述べた。

「暗号資産の支持者たちは、ビットコインは貴金属とまったく同じくらいの安全資産であり、少なくともビットコインに関しては、供給が有限であるおかげで、債務の増大と通貨価値の切り下げに対する、(貴金属などと)同様に効果的な保護手段であると主張する。

しかし、暗号資産の資産クラスとしてのパフォーマンスは概して『リスクオン』(リスクを取って利益を狙う資産)であることが多く、『リスクオフ』(安全資産)であるようには見えない。直近のビットコインの急落は、米国株式の上昇が一時停止し、AI株の評価額や、その支出計画が本当に正当化できるのかどうかについて、懸念が生まれつつあるのと同時に起こっている」。

forbes.com原文

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