高速料金が半額以下になる!? 平日朝夕割引よりもオトクなETC周遊割「ドラ割」「速旅」「みち旅」って何? 使い方と注意点とは | きばいやんせ!鹿児島

高速料金が半額以下になる!? 平日朝夕割引よりもオトクなETC周遊割「ドラ割」「速旅」「みち旅」って何? 使い方と注意点とは

オンラインで事前に申し込みをするだけで、高速料金が大幅に割引される「ETC周遊割引」がNEXCO各社から販売されています。目的地や高速道路の使い方によっては最大半額以下にもなるオトクなサービスですが、ドライバーにはあまり知られていません。今回はその使い方と申込み方法など注意点をお伝えします。

“実質半額”よりもさらに大きな割引も

 高速道路の料金所をノンストップ、キャッシュレスで利用できる「ETC」には、ETCマイレージサービスへの登録で地方部の高速道路の平日朝夕の利用が最大実質半額となる「平日朝夕割引」などオトクな割引があります。

 あた深夜の走行で利用全区間が3割引となる「深夜割引」、休日に地方部の高速道路が3割引となる「休日割引」など、現金での通行に比べ、料金面でも優遇される制度が複数あることを知っている人も多いでしょう。

 しかしETCには、使い方によっては平日朝夕割引の“実質半額”よりもさらに大きな割引を受けられる仕組みが用意されています。

 それはNEXCO東日本の「ドラ割」、NEXCO中日本の「速旅」、NEXCO西日本の「みち旅」となど「ETC周遊パス」と呼ばれる商品の利用です。

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ETCの利用率は高く、2025年8月現在、ETCの利用率は全体の95.2%だが、まだ「ETC周遊割引」を知らない人も多い

 ETC周遊パスの基本は「一定の周遊エリア」内で、2日間や3日間など定められた利用期間内に何度流入や流出(乗り降り)しても、「あらかじめ定められた料金以上はかからない」というものです。

 さらにこの周遊エリアに、利用の起点、終点となる「発着エリア」からの往復が含まれる商品も用意されています。

 こうした特徴を持つETC周遊パスでは、周遊エリアで乗り降りを繰り返すような利用はもちろん、発着エリアが用意された商品で、発着エリアの“手前側”のICから、周遊エリアの“奥側”のICを目的地とした単純往復でも、通常の通行料金より安くなることが少なくないのです。

 またNEXCO中日本の「速旅」では、高速道路の利用に観光施設の入園券やお買い物券をセットにした「観光施設セットドライブプラン」も用意されています。

 このプランでは、販売価格からそれらの入園券やお買い物券を価額を引いた“高速道路利用の実質価格”が非常に低廉に設定されているものもあり、立ち寄るテーマパークや現地での特産品のお買い物など目的がはっきりしたドライブでは、高速道路の通行料金の負担を大きく抑えることが可能となっています。

 加えて現在、NEXCO各社は「平日限定 ETCマイレージサービスのポイントプラスキャンペーン」を実施中です。

 これはETC周遊パスの利用日すべてが平日の場合、その販売価格の15%をETCマイレージサービスのポイントとして追加付与するというもので、これに適合すれば、実質的な割引率はさらに拡大することとなります。

どれだけおトク? シミュレーションしてみた

 では、これらのETC周遊パスの利用で、実際にどれくらい通行料金を節約できるのでしょうか。NEXCO東日本が販売する「ドラ割 東北観光フリーパス 東北6県周遊プラン 首都圏発着」でシミュレーションしてみましょう。

 この商品の周遊エリアは青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県内となっていて、発着エリアは圏央道の「下総IC〜あきる野IC」、常磐道の「三郷IC〜土浦北IC」、東北道の「川口JCT〜羽生IC」、関越道の「練馬IC〜花園IC」となっています。

 利用期間は3日間で、普通車で利用する場合、価格は1万6000円です。

 もし関越道の練馬ICから青森道の青森中央ICまで、平日日中に関越道〜圏央道〜東北道〜青森道というルートで走行すると、通行料金はETC通常料金で片道1万5090円(普通車、以下同)、往復3万180円となります。

 同じルートを休日割引が適用となる土日に走行すると、通行料金は片道1万1160円、往復で2万2320円です。

 つまりETC周遊パスを使えば、東京から青森までの単純往復であっても、平日で約5割引、休日でも約3割引となるのです。

 そして目的地がより近場でも、その有用性は明らかです。同様に盛岡(盛岡IC)を目的地とした場合、ETC通常料金で往復2万3780円で約3.3割引、休日割引では往復1万7780円で約1割引となります。

 見た目の割引率は下がりますが、それでも単純往復よりも有利で、また周遊区間内で自由に乗り降りできることを考えると、その優位性は割引率以上にあると考えていいでしょう。

※ ※ ※

 このように高速道路の通行料金の節約に有効なETC周遊パスですが、利用にあたっては注意点もあります。

 まず利用には、事前にNEXCO各社のウェブサイトで申し込みが必要です。さらに申し込み時にはETCカードの指定が必要で、申し込み内容と異なるETCカードでは周遊パスの適用が受けられません。

 また発着エリアで他の高速道路からの連続走行する利用の可否や、発着エリアから周遊エリアまでの移動に使うルートが、商品によっては指定され、走行の形態によっては周遊パスの適用外になります。商品ごとの詳細をしっかり確認しましょう。

 ガソリン税の暫定税率の撤廃も決まり、この冬にはロングドライブを計画している人も多いと思います。

 その際は目的地周辺を対象とするETC周遊パスについて確認し、節約した高速道路の通行料金でひとクラス上のホテルやグルメを楽しんでみてはどうでしょうか。

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