スマートフォンなどの充電やデジタル機器同士のデータ転送などにも欠かせない「USBケーブル」。市販されている商品のなかには「高速充電」や「高速転送」をうたう商品も多く販売されています。今回は、用途に応じたUSBケーブルの選び方をご紹介。充電用やデータ転送用など、チェックしたいポイントを解説します。また、「データ転送用のケーブルを充電に使っても大丈夫?」という疑問にもお答えします。
ライター:CLIP編集部
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USBケーブルの選び方
USBケーブルにはさまざまな用途があり、充電からデータ転送、製品によっては映像出力ができるものもあります。「充電専用」や「データ転送専用」とうたうUSBケーブルはごくわずか。充電速度に長けたUSBケーブルでもデータの転送は問題なく行えることが多いです。映像出力はすべてのUSBケーブルで行えるわけではありません。端末・接続先・ケーブルのすべてが映像出力に対応している必要があります。近年はUSB-Cタイプのケーブルが主流ですが、コネクタの種類も複数あるため注意が必要です。USBコネクタの種類や見分け方は関連記事でご覧ください。
USBケーブル選びで確認する3項目
関連記事:USBコネクタ「Type-C」など形状の種類と違いを解説
充電用は給電能力を示す「W(ワット)」数をチェック
充電用に使うUSBケーブルを探している場合は、製品の「W(ワット)」数をチェックしましょう。Wは電気を押し出す力「V(ボルト)」と流れる電気の量「A(アンペア)」をかけ合わせた数値で、充電性能の良し悪しを確認する指標になります。
ケーブルに「60W対応」「240W対応」などと記載されている場合、そのケーブルが対応できる最大電力を示していますが、充電先の端末やアダプタの性能に影響される点には注意しましょう。
充電速度は、充電器・ケーブル・端末のうち、もっとも性能が低いものに合わせて決定されます。例えば、100W対応のケーブルとアダプタを使っても、充電する端末側が20W充電までにしか対応していない場合は、20Wでしか充電されません。
ただし、充電器やケーブルの出力(W数)が端末の要求する電力に満たない場合、正常に認識されなかったり充電が始まらなかったりすることがあります。また、規格外の製品や破損したケーブルを使用すると発熱や故障の原因となるため、機器に合った出力の規格準拠品を選びましょう。
データ転送性能は転送速度「Gbps」の数値をチェック
動画や写真など、データの転送を行いたい場合は製品パッケージや商品説明にある「Gbps」(データ転送速度)の数値をチェックしましょう。最新の規格「USB4」であれば、最大20Gbps~80Gbpsと高速でデータを転送可能です。40Gbpsの場合、理論上は1秒間に5GBものデータを転送でき、容量が10GBを超える映像でも約2秒で送ることができる速度です。実際の転送速度は送信側と受け取り側の性能に左右されるため、実際の速度は低下する点は注意しましょう。
端末間でデータのやり取りが多い場合は、使用しているUSBケーブルの転送速度を確認し、必要に応じて「Gbps」の数値が高い製品に買い替えるのがおすすめです。
関連記事:新規格USB4とは?Type-CやThunderboltとの違い・互換性
映像出力したい場合は「映像出力対応」をチェック
ほとんどのUSBケーブルで充電やデータの転送は行えるものの、映像出力だけは出力機能を備えたケーブル以外では行えません。映像出力ができるUSBケーブルは商品説明などに「DisplayPort」や「Thunderbolt」といった映像規格の表記もあるため、必ず確認しましょう。
Q.充電には専用ケーブルを使わないと危険?
A.基本的には問題なし。ただし繋ぐ場所(電源)に注意が必要
データ転送用に使っているUSBケーブルでも、ほぼ問題なく機器の充電は行えます。USBケーブルで「充電のみ」という商品はごく少数。市販されているほとんどのUSBケーブルであれば、充電と転送どちらも行えます。
ただし、外出先でUSB電源ポートに直接USBケーブルを差して充電する場合は注意しましょう。悪意のある第三者がUSB電源ポートに細工した場合、端末内のデータを盗み取ることができてしまいます。データを盗むだけではなく、マルウェアを仕込まれた場合、長期にわたってデータを外部に送信してしまうことも考えられます。スマートフォン側のUSB認証をパスしてしまう手口も確認されているため、第三者が管理するUSB電源ポートからの充電は極力避けたほうが無難です。電源ポートから持参したUSB充電器を経由すれば問題ないため、外出する際は充電器やモバイルバッテリーは持ち歩くように心がけましょう。
まとめ
用途に応じたケーブルを用意すれば充電やデータ転送が快適になりますが、充電用・データ転送用で完全に別のケーブルを用意しなくても、多くのUSBケーブルは両方の用途に使えます。高速充電や高速データ転送が行えるUSBケーブルでも、接続する端末や機器の対応状況をしっかりと確認することが大切です。


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