「日本の文化として注目」200以上の手作業が生む伝統の「都城大弓」が欧州人気で海外展開 | きばいやんせ!鹿児島

「日本の文化として注目」200以上の手作業が生む伝統の「都城大弓」が欧州人気で海外展開

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宮崎県都城市が全国トップシェアを誇る「竹弓」がいま、海外でも注目を集めています。
伝統を受け継ぐ人たちの後継者不足が深刻化する中、若き職人が海外展開を本格化させています。

200を超える工程のほとんどが手作業

2メートルを超えるしなやかな曲線。
良質な竹から生み出される柔らかな引き心地。放たれた矢は、美しい軌道を描いて的へ飛んでいきます。


(都城大弓を使っている人)

「大弓を作っている人たちはみんな上手に良く作ってくれている。やっぱり都城は弓の産地だね」
「お金で買うといえば簡単だけど、あそこまで仕上げるのに想像も及ばない過程を経て作られているということが、分かれば分かるほど、大事に使っていこうと思う」

「竹弓」の生産量のおよそ9割のシェアを占める都城市。都城大弓は国の伝統的工芸品に指定されています。
横山黎明弓製作所。
100年以上にわたる都城大弓の歴史と技を継承しています。

200を超える工程のほとんどが手作業で行われる都城大弓。
熟練の弓師であっても、一本一本違う竹を相手にする日々は、試行錯誤の連続です。

(横山黎明弓製作所三代目 横山黎明さん)
「日々見ていて、自分の目でも良かれと思っても、次の日見たら悪かったりもするし、自分の目を疑って、何回も確認していいのか、正しい位置・形かを点検していく」

欧州で高まる弓道の人気

かつて、ピーク時にはおよそ30軒あった都城大弓の製作所ですが、現在は8軒ほどにまで減少。
伝統工芸士の後継者不足が、深刻な課題となっています。

こうした中、黎明さんの息子、慶太郎さんは2014年に故郷へ戻り、弓師の道へ進みました。
現在、四代目として製作所の代表を務めています。
慶太郎さんが海外留学の経験をいかし、本格的に始めたのが都城大弓の「海外展開」。

近年、ヨーロッパでは弓道人気が高まっていて、19か国で3500人から4000人ほどの愛好家がいると言われています。
(横山黎明弓製作所 横山慶太郎代表)
「矢を飛ばす道具っていうだけではなくて、弓道自体に日本の文化が一緒になっているので、その道具としてではなく、日本の文化としていろんな海外の方が注目してくださってるんじゃないかなと思います」

全体の生産量の約1割がフランスやドイツなどからの注文に

こうした海外からの需要増加に対応しようと、製作所ではSNSを使い英語で情報を発信。
現在では、全体の生産量のおよそ1割がフランスやドイツなど、海外からの注文だといいます。

(横山黎明弓製作所三代目 横山黎明さん)
「今は時代が変わって海外に向けては私たちの世代より息子たちの世代に引き継いで伝統を世界に広めていってくれればいいと思っている」

(横山黎明弓製作所 横山慶太郎代表)
「伝統を中心にして、先代の期待に応えられるように継承できればいい」

都城が誇る伝統の技が、世界へと発信されています。
※MRTテレビ「Check!」7月10日(金)放送分から

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