高さ3メートル、合掌の洞窟――念仏を唱える人々…浄土真宗300年の禁教解かれて150年の節目。99歳の彫刻家が刻む記憶 大作は秋に披露 | きばいやんせ!鹿児島

高さ3メートル、合掌の洞窟――念仏を唱える人々…浄土真宗300年の禁教解かれて150年の節目。99歳の彫刻家が刻む記憶 大作は秋に披露

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「かくれ念仏」を題材にした作品を手がける中村晋也さん(手前)=鹿児島市常盤1丁目

  今夏100歳を迎える彫刻家で文化勲章受章者の中村晋也さん(99)=鹿児島市=が、「かくれ念仏」を題材にしたモニュメントを制作している。浄土真宗の禁教が解かれ今年が150年の節目にあたるため、同市の西本願寺鹿児島別院が依頼。29日にアトリエで輪番の吉川孝介さん(55)らが粘土原型と対面した。
鹿児島では浄土真宗が約300年禁じられ、1876(明治9)年に解かれた。禁教下、門徒らは洞窟などに隠れて信仰を続けた。
作品は高さ約3メートル、横幅1.8メートル。洞窟は合掌のデザインで、念仏を唱える人々の姿を捉えた。中村さんは「使命感を持って無心で作っている」と話した。大作を前に吉川さんは「自然と手が合わさる。当時の苦労が感じられる尊い作品」と感慨深そうに語った。
作業は大詰めで原型は富山県で鋳造され、10月末に同別院で執り行う「さつま開教150年記念法要」で披露される。

  • 「かくれ念仏」を題材にした作品を手がける中村晋也さん(右)と本願寺鹿児島別院の吉川孝介さん=29日、鹿児島市常盤1丁目

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