鹿児島県南さつま市金峰町で19日、明治時代から続く伝統行事「金峰山大坂(だいざか)相撲大会」があった。地元の小学生や県内の高校相撲部員、社会人など約70人が参加。同町大坂地区の公民館広場の土俵で熱戦を繰り広げた。
町内にある金峰神社の秋の例祭の行事として1890年から始まり、今年で125回目。相撲をとるのは2回目という金峰学園5年の桑水流(くわづる)大翔(やまと)さん(10)は「自分より体の大きな選手を押し出しできて楽しかった」と笑顔で話した。
大会名物の「赤ちゃん土俵入り」では、化粧まわしと鉢巻きを締めた赤ちゃんがまわし姿の男に抱えられ、土俵上でちょんちょんと足を砂につけた。健康と成長、邪気払いを願う神事で、泣き出す子も、にこにこと笑う子もいた。霧島市の病院職員、山元博之さん(37)、百恵さん(37)夫妻は生後8カ月の長男、陽稀(はるき)ちゃんが土俵入り。夫妻は「一生に一度のことでいい思い出になった。すくすくと健康に育ってほしい」と目を細めた。
主催する「金峰神社奉納大坂相撲協会」の上拾石(うえじっこく)健一会長(67)は「天気も良く盛り上がってよかった。地区の大事な行事を次の世代につないでいきたい」と話した。


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