じつは、いつの間にか日本は「単独(ひとり)世帯が一番多い」国になっていたことをご存知でしょうか。
今、ひとり世帯の現代人が密かに気になっている「ひとりで死んだらどうなるのか?」「死ぬ前に何をしておけばいいのか?」「死亡届の「届出人」は誰がなるのか?」「引き取り手のない遺体はどうなるのか?」……
発売たちまち重版の話題書『おひとりさま時代の死に方』では、意外と知らない制度のことから誰にも聞けない悩みまで、国内外メディアから取材殺到の第一人者がぜんぶ答えます!
【推薦、続々!】
樋口恵子さん「この本を読めば、ひとりでも幸せに死んでいける!みんなが安心できる本です」
高橋源一郎さん「人は誰もが死ぬ。ぼくもあなたも。わかっているのはそれだけ。どうやって? どんなふうに? ならば井上さんに訊ねよう。きっとすべてを教えてくれるから」
(本記事は、井上治代『おひとりさま時代の死に方』の一部を抜粋・編集したものです)
「墓じまい」と「改葬」
私はエンディングセンターで終活関係の相談を受けている。そこで感じることは、近年、改葬の話をよく聞くようになったということだ。ある地方での講演会を主催した市の職員から、講師を引き受けた私に次のようなリクエストが届いた。
講演に関して、受講者から要望がありましたので、お伝えいたします。子どもたちも県外へ出てしまったので、「墓じまい」についても基本的なことや現状を少しでも伺いたい、とのことです。可能な範囲で構いませんので、触れていただけると嬉しく思います。
この文章を見ると「改葬」ではなく「墓じまい」という語を使っている。私の経験では、「墓じまい」の語を使う人のほうが「改葬」よりかなり多い。エンディングセンターのスタッフも、相談者に「改葬」の語を使うと、わからない人が多いという。
「墓じまい」といっている人たちは、決して遺骨を墓から取り出して墓を終わらせるだけではない。多くの場合は、墓から取り出した遺骨を、次世代の人が、自身が住んでいる自宅近くの墓に移動して祭祀を続けている。ふるさとの親の墓から遺骨を出し、寺の合葬墓などに入れて、寺に供養を頼むケースもあった。
このような改葬の増加がなぜ起こっているのだろうか。
さらに「多くの人が意外と知らない、ひとりで死んだらどうなるのか「不条理な現実」」では、誰かの手を借りなければ、死後の葬儀や埋葬・死後事務は、自分ではできない日本社会のリアルを掘り下げていく。
本記事の抜粋元『おひとりさま時代の死に方』では、「親や自分のお墓をどうするか」「死後の手続きには何が必要なのか」、第一人者が平易に解説しています。ぜひお手にとってみてください。


コメント